眠気と光の特性
快適な眠りにつくためには、照明、音、室温、湿度などのトータルな環境がとても重要です。すべてを理想的に整えるにはお金がかかりますが、できる範囲だけでも取り入れてみてはいかがでしょう。
睡眠の質にかかわりの深い照明の要素は、照度(明るさ)と色温度(光の色)です。色温度はあまり馴染みのない言葉ですが、光源が発している光の色を数値で表現する単位(ケルビン)のことで、部屋の照明器具選びのときの基準になります。
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たとえば、青白く澄んだ強い太陽の光は色温度が高く、人を覚醒させて活動的にし、思考力を高めます。逆に、ろうそくの炎や夕焼けのような赤い光は色温度が低く、気持ちを落ち着かせ、眠りへといざなう作用があります。
室内光で考えてみると、一般的な昼白色の蛍光灯は青白く、色温度が高い光を発します(5000〜6000ケルビン)。白熱灯は色温度が低い赤色で、夕日に近い2000〜3000ケルビンの光を発します。つまり、夕方から夜にかけての室内光は、色温度の低い白熱灯や、電球色の蛍光灯にするとリラックスできます。
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また、強い光が直接目に差し込まないように、間接照明であることが望ましいでしょう。
朝は目覚めたらすぐカーテンを開け、朝日を取り込みます。
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部屋の向きで陽光を取り込みにくい場合は、起きた後にできるだけ早く外の光を浴びるとよいでしょう。遮光カーテンの部屋は、入眠はしやすいのですが、朝日が入りにくいため自然に目覚めにくい面もあります。ひと工夫して、部屋の窓の頭に近いほうのカーテンは遮光にし、頭に遠い方をレースカーテンにしておくと、朝は足元から徐々に明るくなるので、目覚めがしやすくなります。
音と温度
寝室の環境づくりでよく問題になるのは、騒音です。外からの音が気になる場合は、防音効果も高い遮光カーテンにするなど工夫しましょう。ちなみに遮光カーテンは光や音だけではなく、温度を逃がさない効果も期待できる優れものです。
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室内の騒音にも気を配り、エアコンや加湿器の音が大きい場合はこまめに手入れをしておきます。目覚まし時計のカチコチ音が気になるなら、枕から離しておきましょう。
エアコンや扇風機で室温調節する場合は、風を直接身体に当てないこともポイントです。また、一晩中付けっぱなしにせず、就寝後1、2時間ていどで切れるようにしておきましょう。寝室として快適とされる環境は、個人差もありますが、室温は夏で25度、冬は18度、湿度は50〜60%です。実際には室温プラス寝具(掛け布団、寝巻きなど)によって、寝床の中の温度を33度前後に調節するのが良いといわれています。

